呼吸機能検査 spirometry

SPIROMETRY

呼吸機能検査(スパイロメトリー)のご案内

呼吸機能検査(スパイロメトリー:spirometry)は、息を吸ったり吐いたりする力や、気道の狭さを調べる検査です。

咳が長引くときや、ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸があるとき、喘息が疑われるときなどに行います。

現在の治療で呼吸の状態がどのくらい安定しているかを確認するためにも役立つ検査です。

まず知っておきたいポイント

気道の狭さを客観的に確認できます

咳や喘鳴があるときに、呼吸の状態を数値でみることができます。

喘息の診断や治療評価に役立ちます

喘息が疑われるときや、治療が十分かを確認したいときに役立ちます。

基本的に痛みはありません

注射や採血はなく、マウスピースをくわえて息を吸ったり吐いたりして行います。

この検査でわかること

呼吸機能検査では、息を吸ったり吐いたりする力をみることで、気道(空気の通り道)が狭くなっていないかを確認します。

✓ 気道が狭くなっていないか

✓ 息をどれくらい強く吐き出せるか

✓ 喘息の可能性

✓ 現在の喘息治療が十分かどうか

このような症状のときに行います

咳が長引いている

ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸がある

息切れしやすい

喘息が疑われる

喘息治療中でコントロール状態を確認したい

運動すると咳や息苦しさが出る

これらの症状がある場合、気道が狭くなっている可能性があります。呼吸機能検査を行うことで、喘息の可能性や現在の呼吸の状態を客観的に確認することができます。

検査の流れ

SPIROMETRY IMAGE

呼吸機能検査 スパイロメトリーの様子

マウスピースをくわえて、息を大きく吸ったり強く吐いたりして測定します

呼吸機能検査は、マウスピースをくわえて、息を大きく吸ったり、できるだけ強く吐いたりして行う検査です。短時間で行えますが、正確に測定するためには説明を理解して協力できることが大切です。

STEP 1

検査方法をご説明します

まず、スタッフが息の吸い方・吐き方や、検査の進め方をご説明します。

STEP 2

大きく息を吸います

マウスピースをくわえ、合図に合わせてしっかり息を吸います。

STEP 3

できるだけ強く、最後まで息を吐きます

できるだけ速く、強く、最後まで息を吐ききることが大切です。

STEP 4

必要に応じて複数回行います

正確に測定するため、通常は同じ動作を複数回行って結果を確認します。

検査を受けるときのポイント

呼吸機能検査は、説明を理解して息を合わせることが大切な検査です。年齢やその日の体調によっては、うまく測定できないこともあります。

何歳くらいからできる?

一般的には5〜6歳ごろから

呼吸機能検査は、一般的に5〜6歳ごろ以降で、説明を理解して息を合わせられるお子さんから実施しやすくなります。ただし、実際に可能かどうかは年齢だけでなく、お子さんの理解度や協力度によっても異なります。

小さなお子さんでは正確な測定が難しいこともあるため、診察所見や症状の経過などをふまえて総合的に判断します。

検査で痛みはありますか?

基本的に痛みはありません

呼吸機能検査は、注射や採血を伴わない検査で、基本的に痛みはありません。マウスピースをくわえて、息を大きく吸ったり、強く吐いたりして行います。

そのため、採血が苦手なお子さんでも受けやすい検査です。

検査中に感じること

息を強く吐く動作を何回か繰り返すため、少し疲れたり、軽くふらついたりすることがあります。無理のない範囲で行いますので、ご心配なことがあればその場でお声がけください。

年齢やその日の体調によっては、うまく測定できないこともあります。当院では、お子さんの様子をみながら無理のない範囲で検査を進めています。

呼吸機能検査だけで喘息とわかりますか?

大切な検査ですが、それだけで全てが決まるわけではありません

呼吸機能検査は、気道の狭さや息の吐きやすさを客観的にみることができ、喘息の評価にとても役立ちます。ただし、検査結果だけで喘息かどうかを最終的に判断するわけではありません。

特に小児では、その日の体調や症状の強さ、検査への慣れによって結果が変わることもあります。また、症状が落ち着いているときには、呼吸機能検査で大きな異常が出ない場合もあります。

当院では、以下をあわせて総合的に判断します

咳やゼーゼーの経過

診察時の聴診所見

これまでの既往歴

アレルギーの有無や背景

必要に応じた呼気NO(FeNO)検査

そのため、咳が続く場合や喘息が心配な場合は、1回の検査結果だけで判断せず、症状の経過も含めて診ていくことが大切です。

当院での呼吸機能検査

当院では、長引く咳や喘息が疑われる方、喘息治療中で呼吸の状態を確認したい方に対して、必要に応じて呼吸機能検査を行っています。

検査が可能かどうかは、年齢や症状、当日の体調などによって異なります。まずは診察で症状を確認し、必要に応じて検査をご案内しています。

咳が長引く方や、喘息が心配な方はご相談ください

呼吸機能検査は、診察で症状や経過を確認したうえで必要に応じて行います。
まずは診察をご予約ください。

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よくあるご質問

Q.呼吸機能検査はどのくらい時間がかかりますか?

A.検査自体は数分程度で終わることが多いですが、説明や練習を含めると10分ほどかかることがあります。正確に測定するため、同じ動作を数回繰り返して行います。

Q.小さい子どもでも検査はできますか?

A.呼吸機能検査は、息を吸ったり吐いたりするタイミングを合わせる必要があるため、一般的には5〜6歳ごろから実施しやすくなります。ただし、年齢だけでなく理解度や協力度によっても異なります。

Q.呼吸機能検査は痛い検査ですか?

A.呼吸機能検査は注射や採血を伴わないため、基本的に痛みはありません。マウスピースをくわえて息を吸ったり吐いたりする検査です。

Q.呼吸機能検査で喘息はわかりますか?

A.呼吸機能検査は喘息の評価に役立つ重要な検査ですが、それだけで診断が決まるわけではありません。症状の経過や診察所見、必要に応じて呼気NO検査などをあわせて総合的に判断します。

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