FeNO TEST
咳が長引く・ぜんそくが心配な方へ
呼気NO検査(FeNO)について
呼気NO検査(FeNO)は、吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)を測定し、気道にアレルギー性の炎症があるかをみる検査です。 喘息や咳喘息では、気道に好酸球性炎症が起こることがあり、そのとき呼気中のNOが高くなることがあります。
採血は不要で、専用の機器に向かってゆっくり息を吐くだけで測定できます。 「咳が長引く」「ゼーゼーする」「喘息かどうか気になる」「治療が今のままでよいか確認したい」といったときに役立つ、体への負担が少ない検査です。
息を吐いて測定する、体への負担が少ない検査です
このような方におすすめです
咳が長引いている
風邪のあとに咳だけが続く、夜間や明け方に咳が出やすいときに、気道炎症の有無をみる参考になります。
喘息が疑われる
ゼーゼー・ヒューヒューする、運動で咳が出やすい、季節の変わり目に悪化する場合に役立ちます。
治療中の確認をしたい
吸入治療で炎症がおさまってきているか、今の治療が合っているかをみる参考になります。
この検査でわかること
呼気NO検査でみているのは、気道の好酸球性炎症の程度の目安です。 喘息や咳喘息などでは、気道にアレルギー性の炎症が起こることがあり、そのとき呼気中のNOが高くなることがあります。
そのため、呼気NO検査は、喘息の診断の参考、治療効果の確認、気道炎症の見える化に役立つ検査です。 特に「咳はあるけれど、診察だけでははっきりしない」という場合に有用です。
ポイント
- 喘息・咳喘息の診断補助
- 吸入治療が効いているかの確認
- 症状と炎症のズレがないかの確認
- 治療継続や見直しの参考
検査の方法
当院では、NIOX VERO を用いて呼気NO検査を行います。 マウスピースをくわえ、画面の案内に合わせて一定の強さでゆっくり息を吐くだけで測定できます。
痛みはなく、採血も不要です。検査そのものは短時間で終了し、結果はその場で確認できます。
NIOX VEROを使用して、呼気中の一酸化窒素濃度を測定します
検査の流れ
- マウスピースをくわえます
- 画面を見ながら、一定の強さでゆっくり息を吐きます
- その場で結果を確認します
- 医師が症状や診察所見と合わせて説明します
呼気NO検査のメリット
息を吐くだけでできる
注射や採血が不要で、身体への負担が少ない検査です。
結果がすぐわかる
その場で数値を確認できるため、診察の中で結果をご説明できます。
治療の見直しに役立つ
診断だけでなく、吸入治療が合っているか、継続が必要かの判断材料になります。
検査結果の見方
呼気NOは数値で表示されますが、数値だけで病名が決まるわけではありません。 問診・診察・必要に応じた他の検査とあわせて総合的に判断します。
| 目安 | 考え方 |
|---|---|
| <25ppb(小児20) | 好酸球性の気道炎症は強くない可能性があります |
| 25〜50ppb(小児20〜35) | 症状や経過、他の検査とあわせて判断します |
| >50ppb(小児35) | 好酸球性の気道炎症がある可能性を考え、喘息や咳喘息などの評価に役立ちます |
※ 数値の解釈は年齢や症状、治療状況によって異なります。詳しくは診察時にご説明します。
この検査だけで全てがわかるわけではありません
呼気NO検査はとても有用な検査ですが、これだけで喘息を確定できるわけではありません。 数値が高いと気道炎症の可能性を考えますが、症状の強さと必ずしも一致するわけではありません。
逆に数値が低くても、症状が続く場合には別の原因や他のタイプの気道疾患を考えることがあります。 そのため当院では、症状の経過や診察所見を含めて総合的に判断します。
医師があわせて確認すること
- 咳がいつ出るか(夜間・明け方・運動時など)
- ゼーゼー・息苦しさの有無
- 風邪のあとに長引くかどうか
- これまでの治療で改善するかどうか
- 必要に応じた他の検査結果
検査前の注意
呼気NOは、体調や検査前の状態によって変動することがあります。 当日の体調や最近の症状も踏まえて結果を判断します。
体調の影響
風邪症状やアレルギー症状の強さによって数値が変わることがあります。
検査の協力度
一定の強さで息を吐く必要があるため、小さなお子さんでは難しいことがあります。
総合判断が大切
検査結果だけでなく、症状・診察・経過を合わせて判断することが重要です。
よくある質問
Q. 痛みはありますか?
ありません。息を吐いて測定するだけで、採血や注射は不要です。
Q. 何歳くらいからできますか?
一定の強さで息を吐く必要があるため、検査方法を理解して協力できることが大切です。実施できるかどうかは年齢だけでなく個人差があります。
Q. 結果はすぐにわかりますか?
はい。当日その場で結果を確認し、診察内容と合わせてご説明します。
Q. 数値が高いと必ず喘息ですか?
必ずしもそうではありません。呼気NO検査は診断の参考になる検査であり、症状や診察所見などとあわせて総合的に判断します。
Q. 治療中にも受ける意味はありますか?
あります。気道炎症の状態をみながら、治療が合っているか、継続や調整が必要かを考える参考になります。
長引く咳や喘息が気になる方はご相談ください
当院では、症状や経過に応じて呼気NO検査を行い、結果をわかりやすくご説明します。 「咳がなかなか治らない」「喘息かどうか気になる」「治療が今のままでよいか確認したい」という方は、お気軽にご相談ください。